保育士における早期離職者と非離職者のコンディション実態調査結果について

2016.12.16

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株式会社コンケア(東京都豊島区 代表取締役社長:石田有)は、職場のコンディションマネジメントサービス「コンケア」の契約保育園様に実施した、就業時における保育士の気分(以下、コンディション)に係る調査結果をお知らせします。

保育士の早期離職は、保育の質に関連する要因の1つとして挙げられていますが、当該結果により、コンディション低下に対するタイミングを踏まえた職場でのフォローは、離職率低減や保育の質を担保する上でも必要であると考えられます。

<POINT>
今回の調査で、早期離職者は離職する6か月前からコンディションが徐々に低下していき、また非離職者と比べると、離職6か月前~3か月前においてコンディションが不安定になる傾向がみられました。
また離職1か月前では、早期離職者において、それまでのコンディションの不安定な傾向から、気分が低い水準で安定する傾向を示すようになることが分かりました。

<調査概要>
名称:保育士における早期離職者(入社後3年以内の退職者)と非離職者のコンディション実態調査
調査対象期間:2015年4月1日~2016年6月9日
調査対象:東京の保育園職員607名のうち条件を満たす385名を対象

<調査結果>
調査では、毎日の出退勤時に今の気分を示すお天気マークを押すことにより、コンディションデータの記録とともに勤怠打刻される「コンケア」を利用。2015年4月1日~2016年6月9日を対象期間に、データ集計を行ったところ、下記2点の調査結果が得られました。

①早期離職者は、離職6か月前からコンディション水準が徐々に低下傾向

■早期離職者■
コンディション平均において、出勤時では離職6か月前と同3か月前・同6か月前と同1か月前に1%水準で、退勤時では同6か月前と同1か月前に5%水準で有意差が認められ、コンディション水準が徐々に低下する傾向が見られました。

■非離職者■
コンディション平均において、出勤時・退勤時ともに6か月の間で有意差は認められず、コンディション水準に変化が見られませんでした。

②早期離職者は、非離職者に比べて、離職6か月前の出退勤時、同3か月前の出勤時においてコンディション変動が大きい傾向が見られる。また、同1か月前では早期離職者と非離職者で、コンディション変動の大きさに違いが見られなくなり、コンディションが低い水準で安定する傾向が見られる。

■離職6か月前■
出勤時および退勤時に選ぶ、お天気マークの種類の多さ(以下、コンディションデータの標準偏差)において、早期離職者は非離職者に比べて5%水準で有意差が認められ、コンディションの変動が大きい傾向が見られました。

■同3か月前■
出勤時のコンディションデータの標準偏差において、早期離職者は非離職者に比べて1%水準で有意差が認められ、コンディションの変動が大きい傾向が見られました。

■同1か月前■
非離職者・早期離職者において、出退勤時ともに、コンディションデータの標準偏差ほか、どの値も有意差は見られませんでした。

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